電気療法

「肩凝りの解消」「マッサージ効果」「疲労回復」「血行促進」「関節を緩める」「筋肉を緩める」という6つの効果が期待できます。

人間の体内には、弱い電気が発する仕組みが備わっております。脳や内臓、筋肉など、あらゆる部位で電気を発していますが、異常があると体にも異常が現れます。そのため、外部から弱い電気を体に流すことで痛みが治まったり、筋肉収縮が起きたりするのです。
身体に一定の電気を流す事により、筋肉が収縮し、筋肉のポンプ作用が働きます。筋肉が緊張すると老廃物を含む血液が送り出され、筋肉が弛緩したときに血液が大量に入ってきます。この働きを繰り返すことで血行を促進する事が可能で、また痛みのある部位に電流を流して感覚神経を刺激することで、痛みを伝達する機能に影響を及ぼし、脳に痛みの感覚を伝えにくくすると言われています。

ハイボルテージ(Hi-Voltage)とは手技では届かないような身体の深い部分にまで刺激が到達し、ハイボルテージの電気は高電圧であるために短時間で筋肉組織を緩めることができるのです。その結果、痛みの軽減や「血行促進」、「筋肉の弛緩」、「筋肉の緊張」、「関節可動域の改善」などに用いられる特殊な電気です。
また、ハイボルテージの電気は痛みを感じる神経を麻痺させることができますので、痛みのある箇所に集中的に流す事により、鎮痛効果も期待できます。

マイクロカレントは他の電気とは違い、超微弱電流でほとんど人が感じる事はない電気です。
マイクロカレントは、「痛みの緩和」「炎症の抑制」「組織の修復促進」などに大変優れています。
マイクロカレントを活用することで、「打撲」「捻挫」「筋肉痛」「肉離れ」「骨折」などの疾患に早期改善が期待できます。又、一定の間に手首にマイクロカレントを当てる事により、「自律神経の調整」や、肩凝りの解消に期待できます。

マイクロ波とは、体の奥深くまで部分的に集中的に温める事が可能です。
部分的に身体の深部を温めることができるため、金属類やラメ等の服でなければ衣服の上からでも機械を使うことが可能です。また、皮膚面があまり熱くなることなく狙った部分だけを集中的に温める事が可能です。
身体の深部を温める事により「血行の改善」「筋肉の緊張の緩和」「痛みの物質」を緩和します。筋肉や靱帯、腱、関節包に多量に含まれるコラーゲンを弛緩させる事が期待されており、関節の硬さを改善させます。

EMSとは Electrical Muscle Stimulation の頭文字を並べたものです。
筋肉に一定の電気を流し筋力アップを目指すトレーニングです。
EMSの電気刺激により筋肉に収縮運動を促し、自分では鍛えることが難しいインナーマッスルを含めた 全身の筋肉をトレーニングしていきます。*当院では体幹トレーニング目的で行います。
身体の不自由や痛みで運動したくても運動できない、体幹が弱くて姿勢が悪い人が無理なく運動する事ができ、筋肉を刺激して身体の関節の柔軟性を高め、良質な筋肉を目指すことが可能です。

私たちが運動するとき、「歩く」「走る」「筋トレする」「階段を登る」と頭で考えて行う動作は、筋肉や関節の動きなどを1つ1つ意識しなくても無意識にスムーズに動かしていると思います。
普段の日常的に使っている運動機能は脊髄を通って脳と連動している状態が自然ですが、EMS トレーニングは自ら動く事をせず、直接皮膚を通して筋肉に電気刺激を与えて筋収縮させることができます。

「EMSは効果がない」と思う方へ

EMSは「楽にダイエットできる」「脂肪を減らせる」「筋肉ムキムキになる」「CMみたいなスリムな体型になる」というイメージがあるかと思いますが、EMSの電気刺激そのものには直接脂肪を減らす効果やムキムキになる作用はなく、脂肪は電気を通しません。
EMSで筋肉を刺激し、筋肉が発達して筋肉量が増えれば基礎代謝が上昇し、脂肪燃焼率は上がります。その結果筋肉がつく事で脂肪が燃えて身体がスリムになるのです。
EMSで外見から筋肉を付けたり痩せたい人はEMSとご自身の運動が必要です。
単に電気を当てただけでは、筋肉を付ける事も痩せる事も不可能です。

EMSトレーニングのメリット

• 鍛えたい部位を直接狙える。
• 日頃の運動や筋肉トレーニング運動との併用の相性が良い。
• 運動ができない状態でも電気の刺激により筋肉を動かす事が可能です。
• 電気刺激による運動と日常の運動により意識が高まり、運動効率が上がる。

EMSトレーニングのデメリット

筋肉痛や、身体のダルさが出る事があります。
それは EMSの電気刺激は筋肉を収縮させる機能がありますが、EMSの電気刺激により筋肉が過度に痛めつけられることで筋損傷となってしまい、筋肉痛・筋肉疲労による身体のだるさを生じる場合もあります。

※当院の電気療法は患者様の状態を伺いながら刺激量を調整しています。