ジストニアの鍼灸治療

首や身体の緊張を緩和させ日常生活が楽になれるようサポートいたします!

堂島針灸接骨院にはジストニアに悩む多くの患者様が来院されております。
「真頭皮針(しんとうひしん)療法」で、一人でも多くの患者様が笑顔になっていただけるよう、スタッフ一同、真心をもってお手伝いさせていただきます。

ジストニアとは

肩こりの画像

ジストニアとは脳(主に大脳基底核や神経系統)の何らかの障害により、自分の意思とは関係なく持続的又は不随意に身体が動いたり、筋肉が固くなったり収縮したりする難治性の疾患です。ジストニアは筋肉の異常な緊張により手や足や顔面が痙攣したり身体がねじ曲がったりします。

ジストニアの分類と原因

病態による分類

原発性ジストニア(一次性ジストニア)

脳に明確な異常が見られない原因不明の難病です。筋肉に異常な収縮がゆっくり起きてきます。
大脳基底核、視床下部、小脳、大脳皮質など、脳のいくつかの領域の活動が過剰になるため起こると考えられています。

遺伝性ジストニア

遺伝子の突然変異によっておきます。

二次性ジストニア

原因となる要素があるもので、病気や薬剤によって起こります。

症状による分類

痙性斜頸(けいせいしゃけい)

ジストニアの中でも一番多いのがこの痙性斜頸です。
痙性斜頸は、長時間続く(慢性持続性の)不随意な首の筋肉の収縮(けいれん)、または定期的で間欠的な首の筋肉の収縮を特徴とし、首が不自然な方向に曲がってしまいます。(れん縮性斜頸)

眼瞼けいれん(がんけんけいれん)

主にまぶたにジストニアが起こり、まぶたが繰り返し不随意に閉じます。最初は片眼だけに起こることもありますが、最終的には両眼に起こります。過剰なまばたき、眼の刺激感、明るい光に敏感になるなどの症状で始まります。眼瞼けいれんは十分に眼を開いた状態に保てないので、視覚が大きく障害されます。

痙攣性発声障害(けいれんせいはっせいしょうがい)

発声を制御する声帯の筋肉が不随意に収縮します。話すことができなくなるか、または声がひずむ、ふるえる、かすれる、ささやき声になる、ぎくしゃくする、甲高くなる、途切れる、不明瞭になるなどして、聞き取りにくくなります。

職業性ジストニア

このジストニアは、体の一部位に起こるものです。例えば、ゴルファーで手と手首の筋肉に不随意の収縮が起こることがあり(イップスと呼ばれます)、イップスのためにコントロールが失われスイングがほぼ不可能になる人もいます。また、音楽家(特にピアニストやバイオリニストなど)指、手、または腕にけいれんが起こり、演奏ができなくなることがあります。管楽器を演奏する音楽家では、口にけいれんが起こることがあります。
書痙(しょけい)もジストニアの症状でペンや筆で文字を書こうとするときに痙攣が起こります。

メージュ症候群

不随意のまばたきと、歯ぎしり、しかめ面が起こるジストニアです。したがって、眼瞼けいれん・下顎(かがく)ジストニアとも呼ばれます。

ジストニアの症状

  • 首が上・下・左・右・斜めに傾く
  • 首がねじれる・足がねじれる
  • 身体がゆがむ
  • 目・まぶたが閉じてくる
  • 口が開いたまま(または閉じたまま)で動かせない
  • 舌がくねくね動く・舌が出てくる
  • 声が出にくい・出ない
  • 字が書けない 書きにくい
  • お箸やペンが持てない・持ちにくい
  • ピアノやギター、ボールを投げる… など特定の動きができなくなる

一般的なジストニアの検査法

ジストニアの一般的な検査法は、頭部のCT・ MRI ・脳波・筋電図 ・血液検査などが行われますが、明らかな異常は認めないことが多いです。

一般的なジストニアの治療方法

  • 鍼灸治療
  • 内服薬(筋弛緩薬、鎮痛剤、抗痙攣剤、抗コリン剤 など)
  • ボツリヌス毒素局部注射療法(ボトックス注射)
  • 手術(筋切除法・定位脳手術 など)
  • バイオフィードバック法(心拍や筋緊張など、無意識の体内プロセスを制御するリラクゼーション法)
  • リハビリテーション

ジストニアに対する当院の鍼灸治療

ジストニア鍼灸治療の画像

お一人お一人の症状に合わせてツボに針を刺して微弱電流を注入し、脳神経と脊髄神経を刺激して神経細胞を活性化させることによって、首や身体の緊張を緩和させ、症状を軽減させることを目的として施術を行います。

※症状には個人差があり、すべての患者様に効果を保証できるものではありません。

堂島針灸接骨院のジストニアに対する治療法 ※症状により内容は異なります

[真頭皮針療法]
  • 中医学に基づいた「経絡」と大脳生理学に基づいた「核点(ツボ)」による鍼灸治療
  • お灸(ツボを温めることで効果を促す)
  • 吸い玉療法(硬くなった全身の緊張を和らげほぐす)
  • 置き針(持続的に刺激を与えることにより効果を促す)
  • 個人に合わせた養生の指導(生活習慣・食事内容・適切な運動などをご提案)
[関節「可動域」改善法(JO)]
  • ストレッチ(固縮した筋肉を伸ばす)
  • 温熱療法(血流が悪くなることにより冷えが生じるのを防ぐ)
  • 超音波療法(深部まで刺激する微細な振動により筋肉硬縮を緩和)
  • 個人に合わせた運動指導(筋力低下を防ぐための運動をご提案)

これらを組み合わせ個人個人に合ったプログラムを提案します。
※症状により治療の改善には個人差があります

私たちの思い

ジストニアは骨や筋肉に異常はないのに 自分の意思とは関係なく、動いたり動かなくなったり、ねじれたりしてしまうので、日常生活においてとても不便であり不自由な思いをされているのではないでしょうか。

ジストニアの症状はお一人お一人さまざまで、複数の病院へ行きいろいろ検査をしても原因がわからないことが多いのです。
平静を装うので大変辛く、精神的にも肉体的にも苦痛を伴います。そのお辛さは計り知れないとお察しいたします。

私達はお一人お一人の患者様と向き合います。
ジストニアは脳の働きに何らかの異常が起きることにより、体の一部または全身がコントロールしづらくなると考えます。

「真頭皮針療法」で脳神経のバランスが正常に働くようにし、硬くなった、ねじれる筋肉をほぐし 症状の改善へと導くことを目標に治療させていただいています。

患者様と私達の信頼関係を築き、治療に前向きになっていただけるよう・できる限りのお力となり生きる勇気と希望を持ち生活できるよう サポートさせていただきます!

もちろん効果の改善状況は人によって様々ですので、初診の際にはお一人お一人の状態を良くお聞きし、丁寧なカウンセリングを行い、ジストニアの症状に合った鍼による治療計画をご説明させていただきます。
どんな小さなことでもご相談ください。

ジストニアの改善例(患者様の声)

頭を真っ直ぐに保つ事が出来る様になってきました!

杉本純子様(仮名)50代 主婦

4年前から首が右に傾き頭が左に向くという症状があり、徐々にジストニアの症状が悪化してきた為、昨年当院に来院されました。

初診時は、常に頭が少し左に向き首を右に傾けている状態で、首から肩、背中にかけて筋肉がガチガチに固まっていました。

治療を継続していただき、1~2ヶ月経過したあたりから、徐々に首から肩、背中のコリがほぐれ、首が右に引っ張られる感じがマシになり頭を真っ直ぐに保つ事が出来る様になってきました。

患者様の声の画像

筋肉の治療は、局部を短期集中的な改善や完治を目指すのではなく、全身を鍼治療(局部は鍼の本数を増やす)し、パンパンに張った筋肉をゆっくり緩めてあげることで(時間をかけてゆっくりと軌道修正)、傾いた体が元に戻るようになります。

現在は「日常生活」が原因で、首や肩が凝ると引っ張られる感じがするということで、姿勢や凝りにくい日常生活をアドバイスさせていただきながら、症状の完治を目指して継続治療中です。

ジストニア鍼灸治療 最新の症例/患者様の声

※体質や出ている症状に個人差があるように治療経過にも個人差があります。
※進行悪化を防ぐためには、できるだけ早い受診をおすすめ致します。
※治療開始から連続の治療は免疫ができ、脳神経により良い効果をあたえます。
※進行悪化を防ぎ日常生活動作など症状の改善が目的です。
※カウンセリングも受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

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