小児(てんかん・PVL・発達障害)鍼灸治療
当院では大正14年、初代院長の前田喜代松翁の時代より、小児の病気(難病である小児脳性まひ、けいれん発作、知的障がいなど)への施術を行ってきました。また、脳室周囲白質軟化症(PVL)をはじめとし、てんかん、言葉遅れ、運動機能の遅れ、自閉症スペクトラム障がい(ASD)、注意欠陥・多動性障がい(ADHD)、学習障がい(LD)、チック症、吃音など、難病の小児患者様を積極的に受け入れ、当院独自の「真頭皮針(しんとうひしん)療法」により現在も多くのお子様の成長や健康のサポートをさせていただいております。
子供の病気の特徴は症状が急に現れ、それが思いがけない病気に発展するケースがあります。発育が遅いと思っていたら脳に障害があった・・などということもあります。子供は日々成長していますので、早期に治療を開始されることをおすすめします。
治療風景
小児鍼灸治療の種類
小児はり
皮膚接触刺激療法(刺さないはり)・・・生後40日から
小児はり(刺さない針治療)
生後40日より治療できます
「もぐら針(MOLE針)」を開発し、発達障害や夜泣き、癇癪、虚弱体質、小児喘息など、様々な症状に対して施術を行ってきました。
「もぐら針」などを用いて行う小児はりは、くすぐったい反面とても気持ちがよく、皮膚に与えられた刺激は脳に伝わり、運動系・知覚系・自立神経系・免疫系・内臓系など総合的に作用し、健康管理やお子様の成長と発育に効果を発揮すると考えております。
小児はりの治療効果
- 血流を促進
- しっかりした筋肉を作る
- 自律神経の調整、運動神経の発達促進
- 免疫力の増強
- 成長ホルモンや副腎皮質ホルモンの調整
- 幸せホルモン「オキシトシン」の分泌促進など
小児鍼灸治療(真頭皮針療法)
体重が4〜5キロを目安に治療できます
小児鍼灸治療(真頭皮針療法)
小児の「真頭皮針(しんとうひしん)療法」は、1才や、体重が4~5キロを目安に開始でき、キーキー、夜驚症、夜尿症(おねしょ)などの症状からPVL(脳室周囲白質軟化症)や小児てんかん、発達障害(自閉症、アスペルガー症候群その他の障害を含む広汎性発達障害)、発達遅滞(知的障害、精神発達障害、学習障害LD)などの様々な症状に対して施術を行っております。
頭部を中心に針を刺し、微弱電流を注入し、脳神経と脊髄神経を刺激して神経細胞を活性化させることよって神経のネットワークが広がり、「想像力」「認知力」「コミュニケーション力」「表現力」「運動面」などの発達が促されると考えております。
子供のからだは常に成長し発達し続けています。
したがって子供の病気もその発達や成長の過程に応じて変わってきます。
お子様の症状や発達段階により脳神経への刺激量とポイントを決めていきます。
鍼灸治療には薬のような副作用はありませんが、針を打つと一時的に眠くなったり、だるくなったり、ズーンとした重さを感じることがあります。このような状態のことを瞑眩(めんげん)といい、身体にいい刺激を与えられている証拠(好転反応)です。人によっては、ぽかぽかと温かく、心地良く感じたりもします。これが鍼灸治療の特徴です。
また、丁寧な施術を心がけておりますが、針が毛細血管に触れることにより内出血が起きる可能性がございます。内出血による青あざは約3~10日程で薄くなります。内出血により症状が悪化することはございませんのでご安心ください。
鍼灸臨床専門誌「鍼灸OSAKA」森ノ宮医療学園出版部に掲載されました。メディア掲載紹介はこちら
小児鍼灸適応症
- 脳室周囲白質軟化症(PVL)
- てんかん、結節性硬化症
- 広汎性発達障害 (自閉症スペクトラム・自閉傾向・アスペルガー症候群)
- 発達遅滞(精神面・運動面)、言葉遅れ
- 多動、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)
- コミニュケーションの不足
- 脳性マヒ(低酸素脳症)発育不全
- 小児ぜんそく、気管支炎、アレルギー、花粉症
- キーキー声、奇声、かみつき、夜鷲症(やきょうしょう)
- チック症、どもり(吃音)
- 目(斜視、視力低下)、鼻(鼻炎)、耳(難聴)の諸症状
- 便秘、下痢、食欲不振
- 夜泣き、かんむし
- おねしょ(夜尿症)
- 虚弱体質、偏食、不眠
病名のわからない方もお気軽にご相談ください。
小児治療に当院独自の「真頭皮針」療法!
当院は初代・前田喜代松翁にはじまり、創業90年を過ぎた歴史のもと、「真頭皮針療法」により、小児のさまざまな病気・症状に対して積極的に治療を行ってきました。 脳神経の伝達物質(ドーパミン、セロトニンなど)を活性化させ、ホルモンバランスを整え、自律神経の働きを良くすることで、お子様の持つ本来の力を引き出して強化・調整します。
お子様の成長を信じ、少しでも症状が改善するように私たちと一緒に治療を続けてみませんか?
病名のわからない症状の方はお問い合わせください。
治療の流れ
治療時間は約40分です。(初診時は約1時間30分かかります)
※個々の症状により、治療内容は変わりますのでご了承ください。
STEP1 問診
お子様の身体の状態を詳しく聞き、実際に身体を診て治療方針を決定します。
STEP2 小児鍼灸治療(刺す針 真頭皮針療法)
大切なツボや神経を選んで針を打ち、必要なポイントに0.7mAの微弱電流を注入します。
必要に応じてお灸もします。
STEP3 次回ご予約・お会計
患者様の治療計画をご説明し、次回の予約とお会計で終了です。
わくわくポイントスタンプ!
いつも針治療をがんばって受けてくださるお子さまのために
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