患者様の声【症状別】

発達遅滞(小学校5年生 男子)

5年程前に発達の遅れが気になり来院されました。

症状
●会話の文脈がおかしい時がある
●文章問題が出来ない
●てんかん(発作は長期間出ていないが服用中)

経過
毎週土曜、週に1回のペースで治療を開始
約40回の治療で「気持ちの切り替えが上手くなった」「少し勉強が出来る様になってきた」などの変化があり一旦治療をお休み

しかし、中学校に上がった時に友達との行き違いでケンカになったり衝動が抑えられずにトラブルになったりという事が増えたので治療を再開しました。現在は、高校生になり衝動も減り学校も楽しみに行けている様です

子供の成長の過程で、反抗期や思春期はかなり心が不安定になりやすい時期です。治療をして落ち着いていた症状が再発したりする事もあります。そういう時は、治療をする事で心と身体のバランスを取ってあげる事が大切です

ADHD(16歳 男性)

5、6歳から薬を服用していたが、
最近薬の効きが悪いのか、ほぼ毎日学校でトラブルを起こしてしまう
自宅でも、ちょっとした事でイラッとしてしまい、
ご両親に手を挙げてしまう事もあるそうです。

 身体全体を調整し、イライラを抑え、
ゆくゆくは減薬を目標に針治療スタートです

2回目治療後
いつもは夜中によく目が覚めてしまうが昨夜はぐっすり寝れた。

4回目の治療後
学校でのイライラはマシになり以前より落ち着いている。

5回目の治療
学校でのイライラはほとんどなくなってきました

まだまだ気分にも波があり、ご自宅ではイライラしてしまう事もある。との事で更なる改善を目指して継続治療中です

くるぶし付近の痛み(40代 男性)

カテゴリ:腰・臀部・膝・下肢の症状

2日前にフルマラソンを走り、なんとか完走したものの足の痛みがとれないと来院されました。

お話をお伺いすると「外くるぶしのやや下方が痛む」そうで、歩行は出来るが痛みがある状態でした。

そこで、徒手検査を行うと腓骨筋の収縮時に痛みがありました
このような痛みはランナーに多く見られますが、原因は腓骨筋の走行に関係があります

腓骨筋は下腿の外側を走り、外くるぶしの後方を通って腓骨筋滑車という骨の隆起に引っ掛かり方向を変え、足の外側に付着します。

このような走行をすることにより、腓骨筋は足のバランスにおいて重要な働きをすることができるのですが、マラソンなどで繰り返し負荷がかかることにより、腓骨筋滑車に腱が擦れ痛みが出ることがあります。

触診をすると、やはり痛い方の足の腓骨筋は強く張っていました。

治療としては、まず安静が第一ですが、腓骨筋を緩めることにより負傷部の負担は軽減されますので、しっかりと緊張をほぐすようにします。その後、炎症が起きている部分には超音波療法を行い腱の回復を促し、最後に腓骨筋をサポートするテーピングを行いました。

治療後は歩行時の痛みも少し和らぎ、歩きやすくなったようでした

その後数回治療を続け、完全に痛みが取れたところで治療終了としました。

 

マラソンなどでは足に様々な痛みが出ることがありますが、原因もまた多岐にわたります。ランナーのみなさまの悩み、是非ご相談ください。

難治性てんかん(12歳 男児)

カテゴリ:てんかん

1歳10ヶ月頃から「てんかん」の発作があらわれ、服薬による治療で発作の頻度はおさえられていたようです。

ところが、ここ数ヶ月は発作の頻度が徐々に多くなり、就寝前や外出中と毎日発作を起こす状態

病院で相談したところ薬の量がたくさん増え、その事に不安を感じたことから、他の方法がないかと探し当院の「新脳針治療」を見つけた!とのことでした。

抗てんかん薬も服用しつつ、発作を抑え回数を減らす目的で針灸治療を開始。

初診治療後
治療後はぐっすりと眠り、毎日続いていた発作が止まっています!

治療3回目
発作は起こるが、毎日ではなく頻度が減ってきている。

治療8回目
針治療のあとはテンションが高くなりやや興奮気味となる。

治療10回目
治療後の調子はいいが、2日が限界でそれ以降は発作が起こりやすい。

治療11回目
4日間発作が起こらず過ごせています。

治療12回目
1週間発作なしで過ごせました。
久しぶりに学校へ行けてやや疲れが出た。

治療16回目
1週間は調子よく過ごせるようになってきた。疲れすぎたり、興奮すると発作が起こりやすい。

治療20回目
2週間くらいは安定し始めている。
病院で薬の量を再度調節してもらった。

 

現在は、薬と針灸治療の両方でからだの状態や発作を抑え学校へも通えています。

スポーツに勉強に積極的に取り組んでもらえる様、しっかりとサポートしていきます

 

首の痛み(40代 男性)

カテゴリ:首・肩・背中・上肢の症状

子どもと遊んでいて抱き上げた時に首の痛みを感じ、一瞬激痛が走りましたが、その後痛みが治まったため就寝しました。

次の日の朝起きようとした時に激痛で目が覚めたとの事で当院に来院されました。

患部を診察した所、首の関節部分に圧痛、熱感が著しく、炎症症状が見られたため、受傷部位に関連する細かい筋肉の緊張和らげテーピングを貼ったところ痛みが半分程度に減りました。

その後、順調に回復し約1週間で痛みは無くなりました

発達遅滞(5歳 男児)

5年程前から来院されている患者さまで、初診時は「同年代の子供と会話がかみ合わない」「集団の中でじっとできない」との事で来院されました。

他の症状は
●偏食
●てんかん(発作はでていない)
●多動気味

経過
毎週土曜週に1回のペースで小児鍼灸治療を行いました。
治療を開始して4回目の時に幼稚園の先生に『自分から友達に話しかける事が増えた』『ゲームのルールを1回で理解できる』『周りの状況を見て行動出来る様になった』と報告を受けたそうです
その後も『協調性が出てきた』『会話のキャッチボールが出来る』など、治療をし始めて出来る事が増えました

現在
小学校に上がりました。治療は学校でのストレスなどで体調が崩れた時に集中して治療に通われています

子供にとって【集団の中でルールを守る】というのは凄いストレスになります。それを友達と遊んだり、思いっきり体を動かしたりして発散できれば良いのですが、それが上手く発散できないと体調を崩してしまいます。自閉症や発達の遅れがある子は特にストレスを溜めやすくなってしまうので、定期的な治療で身体の調子を整え、ストレスを溜めない様にして行く事も大事です

夜尿症(7歳 女児)

小さい頃から毎日夜尿があり、身体も弱く、風邪を引きやすい。
との事でご来院されました。

学校も忙しいので、週一回のペースで鍼灸治療開始です

初診終了後
3日ぐらい出なかったとの事。

 4回目
治療後一週間全く無かった

5回目
出ない日が増えてきたが、風邪を引くと夜尿もある。

9回目
調子良く、風邪もあまり引かず、まだまだ波があるものの、夜尿も成功する日が多い。

学校行事も忙しく習い事も始め、なかなか通院することが難しいようですが

自宅でのお灸、効果的なツボ等、体調を維持できるようお伝えさせて頂いています

更なる改善を目指して継続治療中です

腱鞘炎(40代 女性)

カテゴリ:首・肩・背中・上肢の症状

1週間ほど前、右手をついたときに手の親指側の腱に痛みがあり、そこから治らないと来院されました。

手をついたり手首を捻ったりする動きで痛みがあり、また料理をするときなども痛むため日常生活にも支障があるような状況であり、早速治療を始めますが、問診を進めると右上腕部にも痛みや痺れの様な感覚があると仰いました。

このように上腕部に痺れがあったりする場合、頚椎に問題がある可能性が出てきます。

当院では様々な痛みをお持ちの方が来られますが、手や腕に痛みのある方で、なおかつ頚部に何か問題があるようなケースでは、手や腕だけの治療ではなかなか改善しないことがあります

それは何故かというと、頚椎からは手に繋がる神経が出ており、その神経が頚部の何らかの問題によって圧迫されると、そこから繋がる手や腕にストレスがかかります。それが痛みの根本的な原因になっていることがあるからです。

そこを踏まえ頚部を診ていくと、やはり固さがあり、なおかつ頚椎の動きもスムーズに出ていない状態でした

そこで、手の腱と首両方を治療していきます。1回目の治療で少し痛みが改善し、腕の痺れも軽減させることができました。

その後も通院して頂き、1ヶ月ほどで料理もできるようになり、2ヶ月後にはほとんど痛みが取れたのでその後は経過をみて来て頂くようにしました

 

今回のように頚部が手の痛みに影響を及ぼしている場合は痛みが長引くことが多いです。しかししっかりと原因を把握し、治療を行えば少しずつ改善していきます。

なかなか治らない痛みなども、是非ご相談下さい

多系統萎縮症/MSA(50代 男性)

カテゴリ:その他の難病

一年前より「喋りづらい」と感じ、病院で検査入院し、MRIを撮ってみたところ小脳の萎縮などが確認され「多系統萎縮症」と診断を受けたとのことでした。

症状としては
・喋りづらい
・歩行バランスが悪い
・字が小さくなり書きづらい
・腰痛

があり、仕事では人前で話す機会も多く、バランスと喋りづらさを何とか維持したいと針灸治療を受診されました!

治療2回目
背中や腰の固さは依然としてあり背中が丸くなるが、右肩に感じていた凝りが軽減され、よく動くようになった!

治療5回目
腰痛が緩和され、歩きやすいです

呂律がまわりにくく、会話していても聞き返されることが多い。

治療16回目
プールの中で歩行練習を行ったりしています。家族に以前より言葉が聞き取りやすいと言ってもらえたとの嬉しい報告!

治療22回目
首まわりの緊張が取れると喋りやすくなり、バランスもいつもより取れる。

 

現在は初診から3年が経過しています。

自力での歩行は難しいものの、杖や補助があると歩行は可能です。

体調は良好に維持されており、仕事はできる範囲で続けながら、進行悪化を防ぎ、遅らせる目的で通院されています。

S様、今後も全力でサポート致しますので宜しくお願いします

 

膝関節痛(60代 男性)

カテゴリ:腰・臀部・膝・下肢の症状

趣味の園芸で作業中に膝関節を痛められた患者様です。

当院受診時、腫脹が著しく見られたため、アイシング、圧迫固定、電療を施しました。約1週間施術した所、腫脹は軽減したものの、膝裏の鈍痛が取れなかったため、骨盤の状態が良くなかったため整えました。

施術後は楽になるのですが、しばらくすると元に戻ります。
この状態を数回繰り返す事により、骨盤も安定し膝裏の鈍痛も無くなりました

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